「仕組み」を作るには、その「仕組み」を知る必要がある『小飼弾の「仕組み」進化論』
今、あらゆる仕事が「仕組み化」されている。 その「仕組み」に対して著者は以下のように言っている。
既存の仕組みを回す仕事を勤務時間の20%で終わらせ、 80%を新しい仕組み作りにあてる。 現在は新しい仕組みが見つかる確率が格段にあがっています。 既存の仕組みを回す仕事に労力のほとんどを費やしていては、 新しい仕組みが登場したときに生き残れないのです。
近年、あらゆる業界で急激な変化が起こっており、音楽業界でいえば 【レコード → テープ → CD → 音楽配信】という変化の中で その変化についていけない業者(レコード、レコードの針、テープなど)は 淘汰され、生き残って行くことができない。
今ある仕組みに多くの時間を使っていてはこういった変化に ついて行くことができず取り残されてしまう。
そうならないために、新しい「仕組み」を作ることに より多くの時間を使って行くべきである。
その「仕組み」をどう作って行くのか、見つけて行くのかを 「仕組み」の「仕組み」から、既存の仕組みを20%にする方法と、 新しい仕組みを見つける方法に分けて説明してある。
今ある仕事を20%にするにはプログラマーの三大美徳 「怠慢」「短気」「傲慢」の考え方を身に付けること、 生物の仕組みで新しい仕組みを考えることなどが書いてあり、 仕事に対する考え方や、自分の視野をどう置くかなど、 将来をどう切り開いて行くかについて学べる内容だった!!
中でも自分が一番印象に残ったのは、 「自分がどの海(仕事の分野)で生きていくか決めたら、 徹底的に食いついていく。
そして、新しいことを創造して行くために あとワンピースあれば完成するとった仕掛品をたくさん作っておくこと」 という内容。
自分の中で引っかかるものをたくさん作っておくことは とても大事だと思う。 自分が決めた海だったら、その分野のアンテナを張っておく。
それも広くはって反応も上げておくことが大事☆☆ この本を読んでそれを学びました。
また、プログラミングをやっている自分としては、 この中のプログラマーとしての考え方はとても勉強になった!! 見えるところに貼って、常に意識していこう!!
【目次】
Part0 仕組み作りが仕事になる
Part1 仕組みの仕組み 仕組みを作る前に知っておきたいこと
Part2 仕組みを作り直す 目の前の仕事を20%の力でこなす仕組み
Part3 仕組みを使う 仕組みのコストとテストを考える
Part4 仕組みを合わせる チームで仕組み合うために
Part5 仕組みと生物 「新しい仕組み」を作るヒント
Part6 仕組みの未来