グロースエンジニアのブログ

Ruby on Rails エンジニアです!開発に当たって勉強したことをまとめていこうと思います!

【Googleアナリティクス API】新規ユーザーとリピーターのセグメントでサイトを分析する

サイトを運営している目的はそれぞれあり、その成果を上げるためにアナリティクスを使って分析するのではないでしょうか?

今回はサイトの目的を【CVアップ】とし、それを上げるための一つの分析の型として「新規・リピートユーザーでのセグメント分析」をやってみたいと思います。

また、今回もGoogleアナリティクス API を使ってレポートを作成し、毎月のデータを自動で作成し、追えるようにしていきたいと思います。

Query Explorer で 新規ユーザーとリピートユーザーのセグメントを確認

Query Explorer — Google Analytics Demos & Tools

ご自身で設定しているCVを Query explorer から確認するにはこちらをご覧ください。

【Googleアナリティクス API】目標値(CV)の取得 - 31歳から始めたウェブ解析・プログラマーという仕事

今回の例では、【ga:goal1Completions】を使います。複数取得することも可能ですので、分析したいCV指標を選択してください。

また、セグメントを確認するのも同様に Query explorer の 【segment】をクリックし【New Users】と【Returning Users】の【gaid】を確認してください。

デフォルトのセグメントですので、基本的には同じ gaid だと思いますが、念のためご確認ください。

以下より、New User は【gaid::-2】、Returning User は【gaid::-3】となります。

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新規ユーザーとリピートユーザーデータの注意点

今回は新規ユーザーとリピートユーザーのデータを分析します。

しかし、Google アナリティクスのセグメントにおけるNew User と Returning User はセッション数になっているので注意してください。

数値のチェックをしていて、どうも数値データの一致が取れないなと思ったら、このユーザーという言葉に間違って解釈をしていることがあるので注意しましょう。

サイト全体と新規ユーザー、リピートユーザーのデータを取得

では、Google アナリティクス API を使ってデータを取ってきます。

セグメント分析するときは以下の指標を見ていきましょう。

※ 各指標については別途記事にします。

  • PV
  • セッション数
  • ユーザー数
  • 平均滞在時間
  • 直帰率
  • 新規率
  • CV数

このそれぞれの指標をGoogleアナリティクスAPIで取得するには以下のようにします。

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全体のCV(AllConversion)を計測し、【Segment】に新規ユーザー(gaid::-2)とリピートユーザー(gaid::-3)を設定します。

※ 新規ユーザーとリピートユーザーを足せば全体になりますが、吐き出したデータをそのまま使いたいので全体も出すようにしています。

※ ga:percentNewSessions は新規では 100%, リピーターでは 0% になるので、指標として設定しても意味がないのですが、今後他のセグメントでレポートを作る際に統一したいので入れています。

また、メトリックスは先ほど説明した7つの指標を設定します。

ga:pageviews
ga:sessions
ga:users
ga:avgSessionDuration
ga:bounceRate
ga:percentNewSessions
ga:goal1Completions

入力が完了したら、メニュー【アドオン】→【Google Analytics】→【Run reports】でデータを取得しましょう。

 

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取得データの分析

各指標を新規ユーザーとリピートユーザーで比較していきます。

CVに貢献しているのはどちらか、それぞれのユーザーに指標の数値に差はないか、差があればなぜその差が生まれているのかの仮説を立てて検証 → 改善につなげていきます。

※ データを見るときは月別にグラフにしたりすると視覚的に把握することができます。

新規ユーザーとリピートユーザーで比較する時も、おそらく新規とリピートでは行動に差があるのでは?という仮説を持ってデータの分析を始めると思います。

そのため、ここでもそれを確認し、さらに深い分析・仮説立てに発展させてください。

それ以外のセグメント

今回は新規・リピートユーザーについてのセグメント分け・分析を行ってきましたが、次回以降は流入元別であったり、ランディングページ別でのセグメント分けと分析をしていこうと思います。

また、レポートで取り上げている7つの指標についてもまとめていきたいと思います。