グロースエンジニアのブログ

Ruby on Rails エンジニアです!開発に当たって勉強したことをまとめていこうと思います!

【Googleアナリティクス】無料で使えるレポート作成ツールでレポートに必要なデータを取得する

では、実際にモニタリングレポートを作成していきます。

今までのレポート作成では、Googleアナリティクスのデータをエクセルにダウンロードして、それを集計してグラフにしてレポートを作成して...ということを毎月やっていたのではないでしょうか?

同じことの繰り返しだからもっとラクに出来ないかな?って思ったことはありませんか?

また、無料ツールを使いたいけど他社ツールだと会社の規定などによって使えなかったり使用確認が必要で面倒...という方向けに、Google公式のツールをご紹介します。

今回は基本的なデータを取得するところまでをやっていきましょう。
※ 今回の内容は以下にまとめてあります。

160516_ブログ_GAdata - Google スプレッドシート

Googleアナリティクス アドオンを使う

アナリティクスを使うにあたって、google用のアカウントを持っているのではないかと思います。なので、google drive も一緒に登録してしまいましょう。

Google ドライブ - 写真やドキュメントなど、ファイルのクラウド ストレージとバックアップ

アカウント登録し、ログインしたら早速開始しましょう!

 

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ドライブにログインしたら、左メニューにある【新規】ボタンをクリックし、【Google スプレッドシート】を選択してください。

レポートはこのスプレッドシートgoogle drive上のエクセルみたいなもの)で管理していきます。

ファイルのタイトルは今回ブログデータを取得していくので「ブログ_GAdata」としています。目的に合わせて設定してください。

次にメニューにある【アドオン】をクリックし、【アドオンを取得】を選択してください。

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すると以下の画面が表示されるので、検索ボックスに「google アナリティクス」と入力して Enter キーを押し検索をします。

Google Analytics】が表示されるので、【+ 無料】ボタンを押して追加します。

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アナリティクスのアカウントを紐付けるための確認画面が表示されますので、内容を確認し【許可】をクリックしてください。

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これで google スプレッドシートからアナリティクスのデータを取得する準備が整いました。

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データを取得する

次にデータを取得してきましょう。

メニューの【アドオン】→【Google Analytics】→【Create new report】をクリックし、新しいレポートを作成します。

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クリックすると以下のようにスプレッドシート右側の「Create a new report」という画面が表示されるので、【Name】にはレポートの名前(今回はこの「はてなブログ」のデータを取得するので「はてなブログ」としています。)を記入します。

それ以下の【Account】【Property】【View】はお使いのアナリティクスからどのデータを取得するのか、それぞれの設定に合わせて選択してください。

次に、その下にある【Metrics】、【Dimensions】でPV、Sessionなど、どういったデータを取得するのかを設定していきます。(青枠)

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まずは【Metrics】です。

【Metrics】をクリックすると以下の画面が現れます。

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ここで取得するデータを指定します。

今回は基本的なデータ取得ということで以下のデータを選択します。

  • Users(ユーザー数)
  • New Users(新規ユーザー数)
  • Sessions(セッション数)
  • Bounces(直帰数)
  • Organic Searches(自然検索アクセス数)
  • Session Duration(セッション滞在時間)
  • Pageviews(ページビュー数)

※ 【Metrics】をクリックした状態で「U」を入れると候補が表示されるので「Users」などと入力して候補を絞って選択してください。それ以外も同様です。

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次に【Metrics】の下にある【Dimensions】を設定していきます。

レポートを作成する際、基本的には日別でのデータを集計していると思うので、今回は日別で取得していくことにします。

【Metrics】の場合と同様、【Dimensions】をクリックし、「date」と入力するとすぐ上に「Date」が表示されるので、こちらを選択してください。

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入力が完成したのが以下となります。

完成したら「Create Report」をクリックしてレポートを作ります。

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スプレッドシート上の取得したデータを吐き出す

「Create Report」をクリックすると「Report Configuration」というシートが作成され、先ほど入力した内容が表示されます。

このレポートは直近の7日間のデータを取得します。(Last N Days の部分)

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これでデータを取得する準備が整いました。

最後にメニューから【アドオン】→【Google Analytics】→【Run reports】をクリックするとアナリティクスのデータを取得できます。

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取得されるデータは以下のようになります。

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あとはこちらのデータを加工して自動でグラフを表示するなどをしていきます。

長かったですが、いかがでしたでしょうか?
次は取得する日にちを設定し、そのデータを集計していきます。

1. モニタリングレポートとは?

【Googleアナリティクス】モニタリングレポートと作成自動化の流れ

2. データの自動取得 ← 今回

3. データの集計
【Googleアナリティクス API】取得したデータを月別に集計する

4. グラフ化
【Googleアナリティクス API】グラフを作成する

5. 目標値の取得(CV)

【Googleアナリティクス API】目標値(CV)の取得

6. 記事ごと、ディレクトリごとのデータ取得

【Googleアナリティクス API】記事ごと、ディレクトリごとにデータを取得する

7. 流入元ごと、セグメントごとのデータ取得

【Googleアナリティクス API】流入元ごと、セグメントごとにデータを取得する